触るだけじゃない!変質者に痴漢されたエピソード3つ

痴漢

26歳女性。無職。

男性との交際はきわめて少ないが、男性が苦手というわけではない。

しかし、ほとんどの男性は、「恋愛対象」としてではなく、「友人」という枠組みで見てしまう。

 

趣味は、読書と映画・演劇鑑賞で、恋愛より趣味で、人生を満喫中。

 

 

変質者に痴漢されたエピソード1.高校生のころのぎょっとした体験

路地

 

高校生のころ、実家から学校まで、電車で通学していました。

いつものように、学校の最寄り駅に到着する電車に乗り換えて、座席に座っていたときのこと。

隣に座っていた知らない男性から、「この電車は、◯◯駅に行きますか?」と聞かれました。

 

毎日のように乗っていて、停車駅はほぼ全部分かっていたので、「◯◯駅に行きます」と答えます。

そのまま会話は終わるかと思っていたのですが、男性はお礼を言うと、いろいろ聞いてきたのです。

 

「高校生? どの駅のどこの高校なの? 何年生? 名前は? 彼氏はいるの?」と。

さすがに、名前は本名で答えず、パッと思いついた名前を教えたのですが、そのあとも、いろいろと話しかけられました。

 

そして、やっと自分の学校がある駅に着いたので降りると、隣に座っていた男性も一緒に降りてきます。

「あれ?」と思ったのですが、学校に遅れるのは嫌なので、あまり気にせず学校へ向かいました。

しかし、そのときも男性は隣を歩きながら、いろいろと話しかけてくるのです。

 

通学路の途中には、ビルとビルの間に、路地のような場所がありました。

男性は、そこの近くを通りかかると、「彼氏がいないなら、キスしようか」と言って、私を路地へ引っ張り、体を寄せてきたのです。

 

このとき私は、やっと「自分の身が危ない」と感じて、必死に男性から離れ、足早に学校へ向かいました。

このときの男性はスーツを着ていて、見るからに普通のサラリーマン。

しかし、まさかそんなことをされるとは、当時の私は思っておらず、本当にぎょっとしましたね。

 

高校の友だちに話したら、「それは、痴漢や変質者の一種じゃないか」と言われました。

実際に、当時一度痴漢にあったこともあるのですが、「痴漢は、満員の電車内で、お尻を触るというものだけ」と思っていた私。

「痴漢にも、いろいろあるんだなぁ」と驚きました。

 

変質者に痴漢されたエピソード2.大学生でのぎょっとした体験

公共の乗り物

 

高校を卒業して、そんなエピソードも忘れていた、ある日のこと。

友だちと遊びに行った帰りに、山手線の座席に座って携帯を見ていたら、左の脇腹あたりに、違和感を感じます。

 

そこで、ふと隣を見ていたら、腕を組んで居眠りしている男性が座っていました。

しかし、組まれた腕の下から、周りに見えないように、反対側の腕で私のお腹を触っていたのです。

 

昔、叔母から、終電に乗っているとき、「体を触られた」という話をされたことがあります。

居眠りして目が覚めたら、終電で空いている電車内なのに、叔母の隣におじさんが座って、腕を組むふりをしながら、体を触られたそうなのです。

 

その話を思い出し、「あっ! これは痴漢だ!」と、イッキに鳥肌が立ちました。

でも、簡単に「痴漢だ」と言って、騒げるような性格ではなかった私。

それに、男性が寝たふりをしていたのもあったのですが、その男性は外国人だったのです。

 

最初に違和感を感じたときに、「まさか」と思っていましたが、本当に隣りに座っている外国人の男性が触っていました。

「『あなた、私を触りましたね?』と言っても、『日本語が分からない』と言われたら、それまでだし、どうしよう、どうしよう」

そんなふうに迷っていたら、私が降りる駅に電車が着いたので、そのままなにもせずに、降りることに。

 

「外国には、そもそも痴漢という概念がない」と、思い込んでいた私。

なので、まさか電車のなかで、外国人の男性からコッソリ触られるなんて、思いもしなかったです。

 

 

変質者に痴漢されたエピソード3.社会人になってからぎょっとした体験

電車

 

これは、ついこの間体験したのですが、通勤するのに、満員の電車に乗っていたら、お尻になにかが当たってきました。

満員電車なので、誰かの荷物が当たってくるなんて、いつものことです。

なので、なにも気を止めず、そのまま乗っていました。

 

しかし、電車の揺れとは関係なく、そのお尻に当っているものが、スリスリと動いていることに気づきます。

「なんだろう」と思っていたら、それは後ろに立っている、男性の「男性器」だと判明。

 

でも最初は、「私と後ろの男性の身長差の関係から、こうなってしまったのかな」と思っていました。

しかし、しばらく経っても、お尻に擦り付けてくるのを止めてくれず……。

 

また、後ろからマスク越しに、「スーハー、スーハー」という、荒い息づかいも聞こえてきます。

そのとき、「あっ、これは痴漢だ」と確信しました。

 

ですが、運悪く痴漢だと分かったとき、大勢の人が乗り換える駅に到着。

そのどさくさに紛れて、後ろにいた男性も降りていってしまいました。

 

そのとき、男性は窓側の吊革に掴まって立っていたのですが、窓側に背を向けて立っていたことに気付いた私。

「普通、吊革を掴んで立つ場合は、窓側を向いているはずだ」

そう思い、「あれは痴漢だったんだな」と確信しました。

 

しかし、「痴漢された」と私が言っても、本人は吊革を掴んでいたので、「両手は使っていない」という逃げ道があったと思います。

「最近の痴漢は、うまく逃げられるように考えてあるなぁ」と、逆に感心してしまいましたね。

 

まとめ

痴漢や変質者は、顔が美人だったり、好みだったりする人をあまりターゲットにはしないそうです。

たしかに、被害者のなかには、美人な方もいるでしょう。

 

ですが、大体の痴漢や変質者は、このような理由で狙う人が圧倒的に多いと聞きました。

「大人しそうな子、あまり騒がなそうな子が、ただ目の前にいたから」と。

 

「最近は、自分が罪に問われられないように、さまざまなやり方が横行されている」

そう思うと、その事実にぎょっとしてしまいますね。