不運続きでお祓いをしてもらうことになったエピソード3編

寺

35歳男性。栃木県出身。

栃木県での中学校の教諭を経て、現在は、東京都内のIT企業で働いています。

 

中学生時代の夏休みに、不可思議な怪我や体調不良を立て続けに経験して、霊能者にお祓いをしてもらったことがある。

それ以来、「現代社会においても死者の霊魂は、現代人に対して、影響力を持っている」と、信じるようになった。

 

趣味は、ロードサイクリングと読書と株式投資。

 

 

不運続きでお祓いをしたエピソード1.ゴルフボールを近所のお墓の墓石にぶつけたら、その日に神社の石畳の階段を踏み外して、怪我をした

足のケガ

 

私は、中学生の夏休みの約1ヶ月の間、立て続けに不可抗力で怪我をしてしまったり、体調を崩す事態に見舞われたことがあります。

ことのはじまりは、私がゴルフの練習の真似ごとをしていたときです。

 

私の自宅の庭には、芝生が張られており、父親は庭にネットを張って、頻繁にゴルフのティーショットの練習をしていました。

ふだんから、そんな父親の様子を見ていた私。

なので、小学生のころから、父親がいないときに、古いドライバーを使って、ティーショットの練習の真似ごとをしていたのです。

 

しかし、自宅の庭でティーショットの練習をしていると、私の場合はどうしても、自宅の窓ガラスにぶつけてしまいます。

そのため、道路を隔てた畑で、ドライバーショットの練習をストレス解消を兼ねてやっていたのです。

 

そして中学生の夏休みのとき、隣の畑でおもいきりドライバーを振り回すと、珍しく、弾がまっすぐ飛んで行きました。

私は内心、「やったぜ!」と思ったのですが……。

なんと、そのままお墓の墓石に、ゴルフボールが直撃してしまったのです。

 

私の実家の道路を隔てた隣の場所に、墓域がありました。

お寺はなかったのですが、実家の隣に住んでいる、町内会の人々のお墓が集積しています。

 

私は、即座にお墓に向かって一礼し、「すみませんでした」と言って、謝りました。

ところが、その日の夕方、地元の夏祭りで神輿を担ぐために、神社へ出向いたときのこと。

 

神社の石畳の階段を踏み外してしまい、足のすねを打撲。

おまけに、足首を捻挫してしまったのです。

 

不運続きでお祓いをしたエピソード2.サンシャインイティに遊びに行ったら、それから数日間体調が悪かった

トイレ

 

その年の夏休みに、やっと足の怪我が治り、夏休みが終わるまで、残り10日という時期のこと。

私は友だちと、東京に遊びに行くことになりました。

池袋のサンシャインシティにある、水族館に行ったのです。

 

水族館を見物し、エレベーターに乗って、展望台から都会の景色を楽しみました。

田舎者ですから、ふだんは中学校の3階からの景色が、見晴らしのいい位置です。

サンシャインシティの展望台からの景色は、非日常的な爽快感があり、とてもよかったですね。

 

サンシャインシティを出て、「とりあえず、近くを歩こう」ということに。

サンシャインシティビルのすぐそばの公園に、「永久平和を願って」と書かれた石碑が建っていました。

 

友だちが「なんだろうな、これ」と言います。

私も「なんだろうな。なんで、こんな場所にあるんだろうな。寺も神社もないじゃん」と言いました。

 

すると、友だちがなにを思ったのか、「キーック!」と言って、その石碑にキックしたのです。

私も調子に乗って、「エルボー!」と言って、その石碑に肘鉄を与えました。

 

ところが、それから数日間、下痢を繰り返すようになり、腹痛がおさまらないように。

さらには、原因不明の吐き気も感じます。

 

親からは胃薬を飲むように言われ、1日2回服用。

しかし、ずっと自宅のベッドで、横にならざるをえない状態が続きます。

 

数日後、池袋のサンシャインシティ付近の公園にあった石碑に対して、肘鉄を与えたことを父親に伝えました。

すると、父親にこう言われてしまったのです。

 

「おまえ、サンシャインシティのある場所は巣鴨プリズンがあった場所なんだよ。A級戦犯が処刑された場所なんだ」

「おまえ、呪われたんじゃないのか?」と。

 

 

不運続きでお祓いをしたエピソード3.大きなため池に転落してしまい、たまりかねて霊能師にお祓いをしてもらった

お祓い

 

父親から、巣鴨プリズンがあったという話を聞かされて、再び腹痛が激しくなってしまった私。

それでも、1週間ほど経過すると、体調はもとに戻り、池袋に一緒に遊びに行った友だちと、また遊ぶ約束をします。

 

今度は山のほうへ、自転車で遊びに行きました。

目的はありませんでしたが、めったに行くことのない山のほうへ行くと、とても涼しいのです。

なので、気分転換を兼ねて、行ってみた私たち。

 

ところが、田舎の山に続く道路は、道幅は狭く、ガードレールも設置されていません。

おまけに、ところどころに大きなため池が存在し、誤って転落してしまえば、間違いなく死にいたります。

 

私は、なにか嫌な予感がしてきました。

運の悪いできごとが、立て続けに起きているからです。

 

私は友だちに、「やっぱり帰ろうぜ」と言います。

ですが、友だちは「実は、山のなかに入ってクワガタを取りたいんだよ。高く売れるんだぜ」と言うのです。

 

私はガッカリしながら、自転車を運転していると、ため池が見えてきました。

田舎の山奥にあるため池ですから、明るい時間帯でも不気味です。

 

私が「どうしてガードレールがないのかな。誰も落ちたことないのかな」と、友だちに聞いてみました。

すると友だちは、「いや、何人か死んでるらしいよ」とあっさり言います。

 

そのとき、自分でも理解できない力が、私の手を抑えつけたような気がしたのです。

自転車のハンドル操作が、自分の意に沿わないように。

 

そして、ハンドル操作を誤って、私は脇にあるため池に転落。

幸い、すぐに自転車から離れて、ため池の縁につかまりましたから、溺れずに済みました。

 

しかし、この経験をしたことにより、こう感じたのです。

「あきらかに、自分には、悪霊のようなものが憑いている」と。

 

その日の夜、両親に「お祓いをしてくれ」と訴えました。

両親も、池袋でのできごとがあったばかりですし、地元の山にあったため池で、数件の転落死亡事故が発生したことも知っています。

なので、すぐに同意してくれました。

 

数日後には、実家から車で30分くらいの場所に居住している、霊能者にきてもらい、お祓いをしてもらったのです。

方法は、神主と同じような方法でしたが、それ以降、私が事故にあったり、怪我をすることはなくなりました。

 

まとめ

「現代社会だからといって、すべての物事や事象を合理的にとらえることは、危険である」

そう感じさせられるできごとでした。

「この世には死者の霊魂といいますか、死者の魂が存在し、現代社会に生ける人間に対して、影響が及ぼされるのではないか」

そう思っている私なのです。