34歳男性。自営業。
他人と変わらない恋愛を経て、盛大に結婚式を挙げるが、一つだけ他人とは違う経験をする。
なんと、知り合う前に、妻が整形していたことが発覚したのです。
考え方を変えるまでに、何度も自問自答を繰り返し、苦悩を乗り越え、結婚生活を続けています。
見出し
実は妻が整形をしていたエピソード1.結婚してまもなく、整形の事実を知る
結婚というものは、それなりに時間を要して、一緒になるものです。
僕たち夫婦の場合も、普通に出会い、付き合いを開始。
おたがいの親族に挨拶をして、相手を理解し、「一緒にやっていける」と確信を持ったうえで、結婚に至りました。
不純な動機に思われるかもしれませんが、妻の容姿に惚れて、付き合いをはじめた私。
しかし、妻の兄弟や両親と顔を合わせるたびに、徐々に変な違和感を感じるようになっていました。
なぜなら、妻以外の家族は全員一重なのに、完全に妻だけが、パッチリと目が見開いていたからです。
このまま、変な疑いを持っていても、不信感しか生まれないので、しばらく忘れていましたが、そのときは訪れます。
お金も時間もかけて結婚式を行い、親族だけでお祝いをしてもらっているときのこと。
妻側の親族の一人が、衝撃的な話をはじめてしまい、疑いが真実に替わってしまいました。
周りのみんなも、お酒が入っていたので、声のボリュームがおかしくなっています。
そんななか、僕が隣に座っていたのを忘れていたのか、突然当時の術後の話や費用の話をしはじめたのです。
その結果、整形が発覚したのですが、どうにかほかの人に、動揺しているところを見せないよう必死でした。
お祝いの席で、事情を問いただす訳にもいかないので、お酒が抜けた次の日に、詳しい話を聞いたのです。
実は妻が整形をしていたエピソード2.詳しく聞くと、付き合う直前に整形していた
妻との出会いは、友人の紹介で、お酒の席で知り合いました。
見た目が派手で、明るい性格が気に入って、交際をはじめた私。
ですが、ちょうど僕と知り合う数ヶ月前に、妻は目頭の切開と二重の整形を終えたばかりだったようです。
その場にいた友人の話では、学生時代からこんなに明るくないし、派手な格好を避けていたとのこと。
学生のときに暗かった人はいっぱいいたので、あまり気になりませんでしたが、話はつながりました。
妻自身、整形をしたことで、コンプレックスが解放されたらしく、性格が明るくなったようです。
昔の写真を見たときに、家族全員が同じ一重だったので、化粧の問題だと思っていました。
妻のことを好きになって結婚をしたので、泣きじゃくって告白している姿に、僕自身もつらい気持ちに。
結局、一緒になって泣いていたのを、今でも覚えています。
実は妻が整形をしていたエピソード3.離婚を考える
整形をしていたことはいいとしても、重大な秘密を隠していたことが問題です。
今まで嘘を付かれていたことが気になって、この先の結婚生活が心配になりました。
僕の意見として、誰でも容姿に関して少なからず、コンプレックスを持っていると思います。
しかし、わざわざ大事な体に、傷をつくらなくてもいい気がしていました。
なので、「一緒に生活を続けるには、最低限おたがいのことを理解していかなければいけない」と、思っていた私。
ですが、はじめから大きな壁にぶつかってしまい、頭のなかが真っ白に。
話し合いを続けているうちに、妻も申し訳ないと諦めたのか、妻のほうから離婚を切り出してきました。
今までの思い出が一気に押し寄せてきて、急に寂しい気持ちに陥りましたね。
正直、結婚してすぐに離婚なんてしたら、周りの友だちになんて言われるかわかりません。
それに、職場でも悪い噂が広まってしまいそうで、客観的に離婚をしないことを選びました。
その場の状況では、愛情までは考えてあげられなかったですね。
実は妻が整形をしていたエピソード4.子どもの遺伝を心配する
同じような体験をした友人に話しを聞いたところ、子どもの遺伝は避けられないことを知りました。
「生まれてきた子どもが、両親とも似ていない目をしていたら、周りの人の目が気になるのはもちろんのこと、子ども自身が大きくなったときに傷つくんじゃないか」
友人の話を聞いて、このように思った私。
理由を知ることもなく、成長していくことに、親として罪悪感を感じてしまいます。
「きっと、相手の両親と同じ顔になるんだろう」と、容姿に関しての意識が強くなった私。
あいにく、僕の両親は二人とも二重なので、「目だけは僕の血を引いてもらいたい」と願ってしまいました。
実は妻が整形をしていたエピソード5.1年経過しても気になる
話し合いをしてからは、おたがいが一切整形の話に触れることなく、1年が経過。
しかし、ふとした瞬間に目が合ったときや日常の会話のときに、どうしても手術をした目の辺りを気にしてしまいます。
芸能人などを見ていると、歳を取ったときに顔のバランスが変わって、不自然になっている人もいます。
なので、「妻自身が歳をとったとき、『また整形したい』と言い出すんじゃないか」と、ハラハラしましたね。
結婚をしていても、24時間一緒にいるわけではありません。
その間が心配になり、いちいち問いただすこともできないので、軽いストレスが生まれるようになりました。
「気にしてもしょうがない」と、何度も自分に言い聞かせてはいますが……。
「どうせ、ほかにも嘘を付いているんじゃないか」と、疑心暗鬼になっている自分もいたのです。
浮気とは明らかに違う心のモヤモヤが、一生付きまとうことを考えると、さすがに辛く感じますね。
まとめ
今では、無理にでも楽しいことを探して、暮らすようになりました。
「おたがいを理解しあえる、いい体験だった」
そのように頭を切り替えて、夫婦生活を続けている私です。
子どものことや親戚などの問題は、なにも進展はしていないけど、自分自身の気持ちの持ちようだと思っています。
それに、妻の性格自体が悪いわけではないので、「おたがい信じ合い、前を見て暮らして行こう」と決めたのです。