弟がイケメンすぎであるがゆえの強烈エピソード4つ

イケメン

32歳、女性。専業主婦。
大学進学を機に地元を離れ、一度実家へ戻るも結婚で再び家を出た。
弟とは仲良しだが、イケメンの彼に多少のコンプレックスあり。
趣味は読書と映画鑑賞、そして旅行。育児中の今は主に読書を楽しむ。

 

 

弟のイケメンエピソード1.常に彼女がいりびたり

イケメン

 

私の4つ下の弟はイケメンです。

うちの男兄弟は、美人な母の遺伝子を受けついでいて、ジャニーズ事務所にでも所属していそうな顔立ちをしているんです。

 

私が実家で弟と一緒に暮らしていたのは、弟が中学3年生のころまでのこと。

だけどその短い期間だけでも、弟がイケメンということを実感するのには十分でした。

 

私が知るかぎりでは、弟にはじめて彼女ができたのは中1のときです。

実家は山奥なので、それまでは近所の男友だちしか遊びに来ることはなかったのに、急にかわいらしい感じの女の子を連れてきて、すごく驚いたことをおぼえています。

 

だけど弟は彼女とのお付き合いは長続きしないタイプのようで、半年に1回くらいのひんどで別の女の子が家にやってきていました。

彼女はみんな大人しそうで、清楚なタイプの美人。

そんな女の子たちを、毎日のように実家に連れこむなんてどうなんだろう、と思っていました。

 

中学生とはいえ、やっぱり親御さんからしたら心配です。

山奥にある彼氏の実家に入りびたりなんて。

実際のところ、家に連れていけと言っていたのは、彼女のようなんです。

 

弟がそういう強引なタイプの女の子が、好きなだけかもしれません。

だけどなんとなく、イケメンを逃したくないという女の怖さを、かいま見てしまったような気がしてぞっとしていました。

 

弟のイケメンエピソード2.私まで知らない女の子から声をかけられる

中学生

 

弟はイケメンですが、正直言って姉の私はブスです。

女の子は父親ににるとはいいますが、見事にブサイクな父親の顔を受けついでしまっています。

そんなことを知ってか知らずか、弟を知っている女の子たちは私にまで声をかけてきます。

 

弟は年が4つ離れているので、学校が同じになったことはありません。

それなのに、弟や自分の同級生から、学校や街中で話しかけられることがよくありました。

「○○くんのお姉ちゃんですよね」なんてかわいらしい中学生に話しかけられるので、ついホイホイ返事をしていたら、いつのまにか私の顔写真まで弟の知人のあいだで、でまわっていたようです。

 

ブスだという自覚はありましたが、「イケメンの○○くんなのにお姉ちゃんはブスらしい」なんて噂をきいてしまい、落ちこみました。

弟のことは本当にかわいいと思っていますし、彼とは仲良しです。

だけど、思春期のころは弟がイケメンじゃなければとちょっぴり恨んでいたこともあります。

 

 

弟のイケメンエピソード3.親戚のおばちゃんが会うたびに大歓声

お盆

 

弟のイケメンっぷりは、友人知人だけでなく、親戚のおばちゃんたちのあいだでも有名です。

実家のある辺りは田舎なので、盆と正月には親戚の集まりがあります。

大人になった今はそうでもないのですが、昔はその集まりに私たち兄弟も強制参加させられていたんです。

 

子どものころから年に2回は開かれるこの集まり。

おばさま方もなれてもいいと思うのですが、弟のイケメンっぷりは毎年磨きがかかっているらしく、弟が集まりに参加するとおばちゃんたちの歓声があがります。

「○○くんはタッキーみたいやよね」「ヘイセイジャンプに入れそうやわ~」なんて大盛り上がりしているんです。

 

弟はシャイなほうなので、あまりしゃべりませんが、彼が席につくと目の前には好物のエビが山盛りになります。

小学生くらいまでは、喜んで食べていた弟も今はちょっと困り気味。

おばちゃんたちは、そんなことはおかまいなしです。

 

ちなみに私も、小さいころからサーモンが大好きです。

親戚のだれからも、譲ってもらえたことはありません。

悲しくはありませんが、ときどきむなしい気持ちになることはあります。

 

弟のイケメンエピソード4.とにかくメンタルが弱い

不安な影

 

イケメンって、人生におけるさまざまな試練を、楽々とこえている人が多い気がします。

たとえば就職だって、顔が綺麗なほうが採用されやすいって言います。

 

だけどうちの弟は、小さいころからイケメンだともてはやされたせいで、とにかくメンタルが弱く育ってしまっています。

中学時代はそうでもなかったと思うのですが、高卒で就職するまでが大変。

 

最初の採用面接が圧迫気味だったようで、それから職探しすらしなくなってしまったんです。

周りがなだめてやっと就職しても、「朝がはやくて辛い」「だれもなにも教えてくれない」とすぐにやめてしまいました。

 

今は結婚を決めた彼女のために、なんとか仕事もがんばっているようですが、たまに会うと「仕事辛い」「○○が嫌だ」と非常にぐちが多いです。

彼女さんにきくと、やっぱり小さなことでグズグズと悩んでいることも多いようです。

子どものうちに、自分で苦労して、大きなハードルをこえるという経験は必要なのだと感じます。

 

まとめ

私が弟と一緒に過ごした時間はわずかなものです。

それでも弟がイケメンなことで、姉の私にもいろいろなことがおこりました。

イケメンなのが悪いとはいいませんが、良いことばかりでもないんだなと思うと、人生っておもしろいなと感じます。