39歳女性。派遣社員。「もうダメンズには引っかかるまい!」と、固く心に誓っている。
ただ、最近はガードが固すぎて出会いがないかも。隙がある女のほうが持てるんだと実感し、
迷いが生じている。
見出し
彼氏の浮気現場を目撃したエピソード1.馴れそめ
20代前半のころ、私が飲食店で働いていたときのエピソード。
そのころ、私は若かったせいもあり、30代以上でないと男として見られない時期だったようです。
オープニングからバイトで入り、開店まで事務作業なども手伝っていました。
はじめて、オープニングから開店まで関わったこともあり、密接に店長や幹部とすごすことが多かったんです。
今となっては、なにがきっかけだったのかは忘れました。
でも、40代の店長が私の家に来たとき、そういう関係に。
お店のみんなには、内緒でお付き合いをはじめることになりました。
彼氏の浮気現場を目撃したエピソード2.付き合いはじめて3ヶ月
職場恋愛だったので、周りには内緒にしていました。
ふたりだけの秘密という関係に、少し酔っていた感じもあります。
自転車で、15分くらいの距離に住んでいた私たちは、急でもお互いの家に遊びに行ったり。
食事を家でつくってあげて、次の朝までまったりなんてパターンも。
彼が、私にあることを告白するまでは、本当に絵に描いたような幸せな日々でした。
ある日、「じつは、話さなさなきゃいけないことがある」と言い出したのです。
聞くと、彼にはずっと前から付き合っている彼女がいるとのこと。
オープニング前にかかわった、総務の彼女だということでした。
知り合いなだけに、かなりショック。
でも、彼のことが好きすぎて「それでも私は別れないよ!」と、ダメ女の発言をしていました。
完全に、ダメ女昇格。
見なければ、聞かなければ、平気だとタカをくくっていたのです。
彼氏の浮気現場を目撃したエピソード3.どうして男性は話したがる
二股を告白した彼は、勝手にすっきりして、彼女のことも平気で私に話すようになりました。
「最近、彼女の体調が悪い」とか、「昔、彼女を妊娠させたことがあったけど、流産してしまった」とか。
はっきり言って、そんなことどーでもいいし、聞きたくないです。
だいたい、彼は40代。
いい大人なら、はやく身をかためればいいのに。
沖縄出身の彼は、結構なマイペースで、宇宙人みたいなことを言う人です。
最初は、「そんなところが、子どもみたいでかわいい」とか思っていたんです。
でも、結局は、自分のやりたいようにやって、人を傷つけていることも分からないダメ男でした。
恋は盲目、まさにその言葉どおりの私だったと思います。
彼氏の浮気現場を目撃したエピソード4.仕事が忙しくて
男の人の「仕事が忙しくて」は、十中八九が嘘です。
いや、まともで誠実なかたは除きますが。
今まで「その日は仕事」と言わなかった彼が、そんなことを言い出したことがありました。
女の本能というべきか、女の勘が働きました。
「あ!この人あの彼女を連れ込むんだ」と、感じました。
私も、行かなければいいのに「事実をこの目で見てやらねば」と、意気込んでいたんです。
彼と約束ができなかったその日に、自宅から自転車に乗って、彼の家へと向かったのでした。
前から謎だったのですが、なぜか彼の玄関のカギは壊れていて、鍵が開けっ放し。
実質的には、彼が家にいた場合、玄関は見えるけれどなかには入れない仕組みです。
案の定、その日も玄関は開いていました。
ノブを回す音がしないように、そっと玄関ドアを開けると、女もののパンプスが。
あのときほど、パンプスを見て頭にきたことは、あとにも先にも、あのときだけです。
踏みつぶしてやりたかった。
頭を鈍器で殴られたぐらいの怒りがこみあげ、ドアノブをガチャガチャと回し、ドアをガンガン蹴りました。
「ちょっと!開けなさいよ!いるんでしょ!」と、暴れまくり。
今考えると、本当に私は若かった。
かなり、近所迷惑。
一瞬、部屋がシーンとしてから、ベッドルームのリネンがもぞもぞする音が聞こえました。
彼が出てきて、駅前の喫茶店で待ってるように言いました。
イライラしつつも、喫茶店で彼を待っていたのです。
20分後、彼がやってきて、理屈にもならない言いわけを、グダグダ言います。
もちろん、私は頭にきすぎて全然聞いていませんでした。
とにかく、怒りがおさまらない私は、彼にコップの水をぶっかけてその場を去りました。
まとめ
その後、なん度か修羅場を繰り返し、彼と別れました。
どんなに、性格や価値観や見た目がタイプでも、私は不倫はしたことはありません。
私の恋は、不倫でこそなかったものの二股で、トータルでみると私にとって損害が大きかったです。
そういう意味では、少しは勉強になったと、今は無理やり前向きに考えています。